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縁起の良い印鑑とはどんなものか?


印鑑作成専門店 TOP > 印鑑の豆知識 >縁起の良い印鑑とはどんなものか?


印鑑は人生においてそう何度も作るものではありません。一度作れば一生使うことができる印鑑もあります。そして印鑑が登場するのは大事な契約、銀行でのお金の払い出し、あるいは大事な荷物の受け取りなど重要な場面がほとんどです。重要な場面であるからこそ、縁起のよさも考えてしまいます。ここでは縁起のよい印鑑について少し掘り下げてみましょう。


印鑑に使われる縁起のよい書体とは

印鑑を作る際に悩むものの一つに書体があります。

象形文字から生まれた古い書体である篆書体、それをデザイン化した印相体、大和古印という書体をベースにした日本独自の書体である古印体、古印体の原型である隷書体、書道の基本の楷書体など、印鑑に使われる書体は何種類かあります。

この中で枠に文字が接していて印鑑が欠けにくく、他の書体に比べ複雑で可読性が低いため複製が難しいとされているのが印相体で、実印に向いた書体とされています。

さらに印相体は書体がデザイン的に枠に向かって字が伸びています。その様子が末広がりであることから縁起がよいと言われ、銀行印や実印などには印相体を選択することで縁起を担ぐ方がたくさんいます。


開運によい印鑑の素材とは

印鑑は古代より持ち主の命運を左右するものとして、大切に扱われてきました。

印鑑の中でも特に実印は、自分自身の分身ともいえる重要な物で、人生の大きな節目や重要なシーンで登場する大事な物です。

そのため、印相学上よいとされている素材で実印を作成すれば、人生の重要場面で運を開き、幸運を引き寄せることになると考えられるようになったのです。

では、どのような素材の印鑑が運気アップに適しているのでしょうか。九星気学の視点からみると、実印素材の中では、「象牙」「水牛」が運気アップに適するとされています。

象はある地域において神聖な動物とされており、その象の一部である象牙は縁起がよいと言われています。

牛の角には「芯」があり、一本芯が通った角材はさらに成長し伸びゆくことから、「成長」「発展」を司るパワーを持つとされています。

また、「象牙」「水牛」とも耐久性に優れているため、人生の重要な場面で何度も使用するのに適しているといえます。

自然の恵みがあふれる天然素材は、その素材そのものが強いパワーを持つだけでなく、優れた性質を兼ね備えているため、「象牙」や「水牛」を実印とすることで運がおのずと開けるというわけです。


風水でもよいとされる印鑑素材とは

日本では印鑑は持ち主の分身ともいえる大切なものであり、人生の節目に欠かせないことから、開運印鑑を作成する方も少なくありません。

素材には象牙や本柘などがよく知られていますが、近年ではパワーストーンの開運印鑑が注目を集めています。

特に水晶、アメジスト、ローズクォーツの印鑑は風水による開運効果だけでなく、見た目の美しさやかわいさから女性に人気が高まっています。

透明な水晶は万能のパワーストーンで、多くの場面で登場する石です。気品のある紫のアメジストは精神を落ち着かせ、調和をもたらしてくれます。淡いピンクのローズクォーツは恋愛のシンボルとしておなじみです。

これらのパワーストーンで認印を作れば普段使いができ、御守りにもなります。

アップさせたい運勢に合わせてパワーストーンを選び、開運印鑑を作成することで、気持ちも前向きになります。


名前のみの印鑑の縁起のよさとは

未婚の女性が印鑑を作る場合、姓を入れて作ってしまうと結婚した後に別の姓で作り直さなければなりません。それに付随して銀行口座の作り直しも必要になってきます。

ところが銀行などの口座を開設する時に名前だけの銀行印を使えば、結婚して姓が変わった後もそのまま使い続けることができます。

また、名前の銀行印なら、素材が同じでよく似ていても夫婦で区別しやすく、間違えることもありません。

それらを考えると未婚の女性が名前だけで印鑑を作るのは理にかなっていますが、実は既婚の女性の場合も名前だけの印鑑は縁起がよいとされているのです。

古くからフルネームで作成された印鑑は「一家の長」が使うものという考えがあるので、あまり女性が使うことは好まれないからです。


縁起のよいとされる印鑑を作るには

印鑑に使われる書体から縁起のよさについて考えると、可読性の低さが必要となる実印には印相体という書体がおすすめです。末広がりに見えることが縁起のよさにつながっています。

印鑑に使われる素材では一般的には古くから用いられている象牙や水牛がよいと言われています。

ただ最近はパワーストーンという観点から水晶、アメジスト、ローズクォーツなどの素材も特に女性に人気が高まっています。

女性の場合は未婚・既婚を問わず、名前だけの印鑑は合理性だけでなく縁起のよさも兼ね備えたものだと言えます。

人生において大事な場面で使うのが印鑑です。書体や素材など縁起のよさという観点に、自分の好みも加え、大切に扱える印鑑を用意しておきましょう。